Difference between revisions of "LlGetListLength/ja"

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|caveats=
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*LSL コンパイラは条件文に関する最適化を行ないません。(条件文の外側に関数を引き出したりはしません。) 動的なデータを精密に扱うといったケースで無いならば、string 値・key 値・list 値の長さ計算は、ループの外側で行なわれるべきです。詳しくは[[#Best_Practices|使用上の工夫]]を参照してください。
*LSL コンパイラは条件文に関する最適化を行なわず、条件文の外側に関数を引き出したりはしません。 ''精密に'' 行う必要がなければ、string 値・key 値・list 値の処理は、自分でループの外側に書いて実行させるべきです。詳しくは {{LSLG|#Best_Practices|使用上の工夫}} を参照してください。
|constants
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|examples=
|examples=
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     }
     }
}</lsl>
}</lsl>
|notes=
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===使用上の工夫{{Anchor|Best Practices}}===
===使用上の工夫{{Anchor|Best Practices}}===
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</lsl>
</lsl>


以下は、やらない方が良い例です。for ループの各繰り返し毎にリストの長さを再計算しているので、非効率になっています。ループの各繰り返し毎にリストの長さが実際変化するという場合のみ、この方法はとられるべきです{{Footnote|list 変数がスタック領域に置かれている場合は VM がリスト全体を (値も含めて) コピーするため、リストの長さの再計算は時間がかかります。(計算が済むとスタック領域から除かれます。)}}。
以下は、やらない方が良い例です。 for ループの中で長さを計算しており、非効率になっています。ループを繰り返すたびに長さを再計算して取得しているためです。ループを繰り返すたびに間違いなくリスト (の長さ) が変化する場合にのみ、この方法はとられるべきです。{{Footnote|(長さを計算するときにスタックから取り出すことのできるように) リスト全体がスタックに置かれているときは、VM がリスト全体を (値も含めて) コピーするため、長さの再計算に時間がかかります。}}。


<lsl>
<lsl>
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|also_functions=
|also_functions=
{{LSL DefineRow||{{LSLG/ja|llListStatistics}}|{{LSLG/ja|LIST_STAT_NUM_COUNT}} – リスト内の {{LSLG/ja|integer}} 型データと {{LSLG/ja|float}} 型データの個数を返します。}}
{{LSL DefineRow||{{LSLG/ja|llListStatistics}}|{{LSLG/ja|LIST_STAT_NUM_COUNT}} – リスト内の {{LSLG/ja|integer}} 型データと {{LSLG/ja|float}} 型データの個数を返します。}}
{{LSL DefineRow||[[llStringLength]]|string 値の文字数を返します。}}
{{LSL DefineRow||{{LSLG/ja|llStringLength}}|string 値の文字数を返します。}}
|also_events
|also_events
|also_tests
|also_tests

Revision as of 21:52, 3 May 2010

要約

関数: integer llGetListLength( list src );

リスト src にある要素数を integer で返します。

• list src

警告

  • LSL コンパイラは条件文に関する最適化を行なわず、条件文の外側に関数を引き出したりはしません。 精密に 行う必要がなければ、string 値・key 値・list 値の処理は、自分でループの外側に書いて実行させるべきです。詳しくは 使用上の工夫 を参照してください。
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サンプル

<lsl>//Basic usage default {

   state_entry()
   {
       list l = ["one", "two", "three"];
       integer i = llGetListLength(l);
       llOwnerSay("there are " + (string)i + " entries in the list");
   }
}</lsl>

注意点

使用上の工夫

リストのループ処理でリストの長さを使う際は、あらかじめリストの長さを求めておき、それからループ処理に入った方が良いです:

<lsl> integer i = 0; integer length = llGetListLength(mylist); for (; i < length; ++i) {

   llSay(0, llList2String(mylist, i));

} </lsl>

以下は、やらない方が良い例です。 for ループの中で長さを計算しており、非効率になっています。ループを繰り返すたびに長さを再計算して取得しているためです。ループを繰り返すたびに間違いなくリスト (の長さ) が変化する場合にのみ、この方法はとられるべきです。[1]

<lsl> integer i; for (i = 0; i < llGetListLength(mylist); ++i) {

   llSay(0, llList2String(mylist, i));

} </lsl>

最適化

リストの長さの評価をより速く、より小さい (バイト コードの) サイズで済ます方法は、"!=" で空のリストと比較する事です。これは、リストを "!=" で比較すると、その長さの比較になるためです。 <lsl> list in; integer len_in = llGetListLength(in); integer flen_in = (in != []); //flen_in と len_in は等しい

integer neg_len_in = -llGetListLength(in); integer fneg_len_in = ([] != in); //fneg_len_in と neg_len_in は等しい </lsl>

関連項目

関数

•  llListStatistics LIST_STAT_NUM_COUNT – リスト内の integer 型データと float 型データの個数を返します。
•  llStringLength string 値の文字数を返します。

特記事項

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ソース

'linden\indra\lscript\lscript_library\lscript_alloc.cpp' @ lsa_cmp_lists
'linden\indra\lscript\lscript_execute\lscript_execute.cpp' @ list_list_operation

脚注

  1. ^ (長さを計算するときにスタックから取り出すことのできるように) リスト全体がスタックに置かれているときは、VM がリスト全体を (値も含めて) コピーするため、長さの再計算に時間がかかります。

Signature

function integer llGetListLength( list src );
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