LlDeleteSubString/ja
LSL ポータル | 関数 | イベント | 型 | 演算子 | 定数 | 実行制御 | スクリプトライブラリ | カテゴリ別スクリプトライブラリ | チュートリアル |
仕様
インデックス | 正 | 負 |
---|---|---|
先頭 | 0 | -length |
末尾 | length - 1 | -1 |
インデックス
- 正のインデックスは先頭から数えます。先頭の要素は 0、末尾の要素は (length - 1) のインデックスを持ちます。
- 負のインデックスは末尾から数えます。先頭の要素は -length、末尾の要素は -1 のインデックスを持ちます。
警告
- start あるいは end が正常なインデックス範囲を外れていても、スクリプトはエラー表示を出さずに処理を続けます。
サンプル
default
{
state_entry()
{
string ex = "abcdefghi";
llDeleteSubString(ex, 4, 7); //この方法は間違い!
}
}
default
{
state_entry()
{
string ex = "abcdefghi";
ex = llDeleteSubString(ex, 4, 7); //正しい方法
llSay(0, ex); //"abcdi" と表示される。
}
}
//-- special case
default
{
state_entry()
{
string ex = "abcdefghi";
llSay( 0, llDeleteSubString(ex, 4, 7) ); //"abcdi" と表示される。
//-- 出力だけして 'ex' の内容を変えたくない場合はこの方法も良いでしょう。
}
}
注意点
範囲とインデックス
インデックス範囲の説明を容易にするため、まず全てのインデックスを正 (プラス) に変換してください。負のインデックスは先頭でなく末尾から数えたもので、負のインデックスは全て対応する正のインデックスを (範囲に収まる限りは) 持ちます。末尾 (最後のインデックス) を過ぎた正のインデックス、先頭 (最初のインデックス) より前の負のインデックスは有効で、その結果は予測可能かつ信頼できます。すなわち、その要素はあたかも存在するかのように扱われますが、それは出力されるまでの間に限ります。
- start <= end の場合、範囲は start から end となります。 [start, end]
- start > end の場合、範囲は 0 から end、および start から -1 となります。 [0, end] + [start, -1]
- end が先頭より前の負のインデックスの場合、範囲は [start, -1] となります。
- end が末尾より後の正のインデックスの場合、範囲は [0, end] となります。
- start と end がいずれも有効な範囲から外れていた場合、関数は処理すべき範囲を持たないことになります。(事実上、関数の呼び出しは無駄になります。)
詳細は負のインデックスを参照してください。 インデックスはゼロから開始されます。従って start, end ともに 0 を指定した場合、最初の一文字だけ削除されます。負のインデックスは、末尾から先頭に向かって数えてゆきます。従って -1 は末尾の一文字を指すのに便利です。インデックスは正/負を取り混ぜて使えます。従って例えば位置指定の start, end にそれぞれ 0, -1 を指定した場合、文字列全体が削除されます。
文字列の長さを確かめたい場合は llStringLength を使ってください。
確かに、ときどきこの関数をどのように使うべきか困ることがあって、悩んでいます: スクリプトで処理されたランダムなテキスト文字列で、どこからどこまでを削除位置に指定すればよいのか分からず、困ることがあるかもしれません。llSubStringIndex は文字列の中で文字列を探すのに最もよく使われるメソッドですが、余計に入り組んだ処理になることもあります。単に文字列の中に現れる全ての文字列を削除さえすればよいというユーザは、Strife Onizuka の str_replace 関数を代わりに使用することを検討してみてはいかがでしょうか。この関数では、開始位置と終了位置を知る必要なく値を検索して、"" に置き換えます。