大規模なイベントを開催する際の技術的考慮点について
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ここでは、大規模なイベントを開催する際にSecond Lifeのパフォーマンスを最適化する為のガイドラインをご紹介します。
- 大きなイベントの開催に際しては、それに関連するSecond Life周辺及び住民に対し、事前に出来る限り広く周知するようにしましょう。イベントの日程、予定参加人数、場所、イベントの名称、イベントのスポンサー及びイベント担当マネージャーをお知らせ下さい。
- リージョン(地域)へ同時アクセス可能なアバター数は最高100に設定する事が出来ますが、ベストプラクティスを得るには各リージョンを50に制限します。
- 4コーナー戦略(異なるSIMの4つのコーナを連結して負荷分散を図り、アバター数合計200にする方法)には欠点もあります。何故なら境界線をまたがる情報交換や描画がパフォーマンスに影響を及ぼすためです。
- Second Lifeにも、Registration API(新規アカウント登録用API)にも、負荷分散のロジックは存在しません。これは手動で行うかスクリプトを用いて行う必要があります。この件に関してはイベントの事前にテストされる事を強くお勧めします。
- 事前に混雑(群集の制御)に対する予防策を練っておいて下さい。イベントに関するサポートはあくまでも主催者側の責任となりますので、リエゾンや私どものコミュニティーグループには頼らないようにお願い致します。また、あなたの主催するイベントで何らかの不具合を感じる住民が居た場合、技術的サポートが出来るような準備もしておくべきでしょう。
- グループ機能を利用する事は、参加住民を効果的に管理したり、参加オーディエンスと長き良き関係を続ける可能性をつくる為には、効果的な手段かもしれません。
- Registration API(新規アカウント登録用API)を使用して、独自にカスタマイズしたオリエンテーション・エリアに到着地点を設定する事で、あなたのイベントに参加する為に必要なスキルや情報を与えることも出来ます。イベントに参加する為に初めてSecond Lifeを訪れる人たちにとって、目的地を見つけるのは至難の業であるという事を心に留めておいて下さい。それに加えて、アバターを作ったり操作法を学びながら動かすという事に気を取られ、横道に逸れてしまう事もあるでしょう。
- Linden Labとしては大規模イベントの開催に対して「マルチ・ロケーション戦略」を推奨しています。これに必要なのは、手動ないしスクリプトを使って、どのようにしてアバターを異なる到着場所に誘導するかを考慮する事です。イベントを広く告知する為に、ウェブサイトのURLを公表する事で、Second Life内のあらゆるクラブから住民個人に至るまであなたのフィードを受け取る事が出来ます;これは確かに大きな露出効果がありますが、参加者の把握が難しくなるかも知れません。観客数が多いか少ないかで、参加者は違った経験を味わうことになりますが、もしかするとあなたのイベントにとっては、一連の小さい会場とする方が住民にとってより良い経験になるかも知れないという可能性も考慮してみて下さい。
- もしこれがあなたにとって初めてのイベント主催ならば、ディベロッパーや、すでに多くの大規模イベントの主催を経験している人と一緒に運営する事を望まれるかもしれません。
- ディベロッパーに関してはこちらのDiveloper Directory(英語)をご覧下さい。
- イベント興行に関してはSLClassifieds(英語)を参照するか、Second Lifeの周辺で成長を続けている多くの情報交換の場や定期刊行物を通じて見つける事が出来るでしょう。
Special thanks to clione clary and Japanese Community Translators for translating this article !