LSL 変数
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変数(variable)は数値や文字列などの情報を保持しておく場所である.
変数は名前や型や値を持つ. 名前は文字で始まり、命名規則はCやJavaと同様. 大文字/小文字は区別される. Xはxと同じではない.
LSLは強く静的な型を持つ言語である. このことは変数は型を宣言する必要があり、変数は型に一致する値しか持つことができないことを意味する. しかしながら, list変数は他の型の値を0個以上持つことができる.
いくつかの例:
integer count = 2; float measure = 1.2; string chars = "Lee"; list words = ["This", "Is", "A", "List"]; list entries = ["A list may contain many types of values such as", 2, 1.2, <0.4, 0.8, 1.6>]; vector vec = <1,6,2>;
変数のスコープ
変数名は最初に現れたところからその変数が含まれるスコープのところまで, またはグローバル変数ではスクリプトの最後までのスコープを持つ. 同じ名前を同じスコープの中で二度定義することはできないが, 内側のスコープで同じ名前を再定義することはでき, 再定義された名前は外側のスコープの同じ名前を隠す. 重ねて言うが意味的にはCやJavaにきわめて似通っている. 一方で, 次のコードはコンパイルして実行できる.
integer i = 50; default { state_entry() { string i = "Hello there!"; //JavaやCとは違って, これはコンパイルできる. llOwnerSay(i); //"Hello there!"というはず. グローバル変数iの値を取り出す方法はない. } }